ハイエースのエンジン修理 その1 1KZエンジンにナニが起きたのか。
ナオニートです。
100系ハイエースでは有名な?故障であるシリンダーヘッドのクラック。
みなさんご存知の1KZエンジンは耐久性は高く、力持ち。
私自身、50万キロ以上走ってるハイエースを何回か見たことがあります。
私のハイエースはまだ24万キロしか、走っていません。
まだまだナラシが終わった程度…だと思っていました。
まだまだ走れるはず。
まだまだ頑張ってくれる…はず…だったのに…
エンジンルームを覗くのも面倒になりますね、キャブオーバー車は。
けど、わりとマメに水、オイルぐらいは点検してたんですよ?
その日、いつもどおりの仕事帰り、ゆるい上り坂を加速していると、ラジエターの警告灯が点灯しました。
水温計の針は真ん中にあったので、リザーブタンクの中身が減ってるだけだと思い、とりあえずそのまま帰宅。
少し時間がたってから助手席シートを上げてみました。
リザーブタンクを覗いてみると…
…入ってますね。
ん?
ラジエターキャップを開けてみると、いつもの緑の液が見えない…。
ヤカンで水を、量をはかりながら入れてみると、約3リッターも入りました!
ぇええええええ!
やっちゃった?
もしかしてやっちゃった?
オーバーヒートしてた?
んんんんまだわからん。
ひょっとしてどこかから水漏れしただけかもしれないし。
次の日、普通に職場まで通勤し、もう一度ラジエターの確認。
職場まで距離は20キロぐらいなんですが、また3リッター近く減ってましたよ。。。
下の方をのぞき込むとすこーし緑の液体がこぼれてるのが見えるので、ウォーターポンプからの水漏れ?
念のために、ラジエターキャップを開けたままエンジンを始動してみると…
「ゴボゴボッ」…っと泡が。
やっぱりオーバーヒートしてたのか(泣)。
この時の私の見たては、【水漏れ、またはサーモスタット異常によるオーバーヒート。からのヘッドガスケット破れ】と思ってました。
さて、シリンダーヘッドの歪みやクラックは、普通に考えられる一番の原因といえば、オーバーヒートです。というかそれ以外私は知りません。
…というか知りませんでした。
エンジンがオーバーヒートしてしまうと、冷却水が噴き出して量が足りなくなったり、逆にどこかからの水漏れが原因で冷却水の量が足りなくなってオーバーヒートしたりします。
で、オーバーヒートすると、有り余った熱のせいでエンジン本体に歪みが生じたり、ひどい場合は割れてしまったりします。
オーバーヒートの原因として、
- どこかから冷却水が漏れだして、量が不足し、循環できなくなり---
- サーモスタットが固着して(閉まりっぱなし)ラジエターに冷却水を送れなくなり---
- ラジエターコア、その他が錆や汚れでつまってしまい十分に循環できなくなり---
他にもありますが、主にこんな感じですね。
なので、今回の故障の原因は、ウォーターポンプが一番疑わしいと思っていたのです。
くそっ。
つづく。