ハイエースを壊しちゃった。修理できるかどうか。その1(クランクプーリー破損)
ナオニートです。
オ パキャマラド
パキャマラド パオパオパ
⇧の言葉にもちゃんと意味があるみたいですね、私は壊れたクラリネットから出ている壊れた音なのかと思ってました。
タイトルを考えながらこんなことを調べてました。
それどころじゃないのにね。
はい、ハイエースが壊れました。
スゴく当たり前の事なんですけど、言っときます。
「クルマ、バイクから変な音がしだしたら、すぐに調べるか修理屋に持って行きましょう。」
スゴく当たり前の事なんですけど私はそれを怠り、ハイエースを壊しちゃいました。
治せるかどうかはまだ分かりません。
さて、今回はハイエースがどうやって壊れたのかを書きます。
恥ずかしいですけど。
ハイエースが動かなくなるまでのいきさつ
これまで、毎日の通勤はもちろん、遊びやバイク遊び、また子どもと遊ぶときなど、いつでもハイエースで出かけてました。
それはもう、壊れて動かなかった日と乗らなかった日を除けば乗らなかった日はないほどです。
初めてその異音に気が付いたのは、1か月ほど前だったと思います。
いつも通りに朝家を出て、すぐ近くの自販機で缶コーヒーを買うとき、ハイエースから「カタカタカタ・・・」という音が聞こえたんです。
25万キロ以上走ってるクルマですし、ボロいですからね、変な音は少なからず出てるんです、以前から。
でも今回の音は今まで聞いたことがない、ボロっちい音だったんで、気になりました。
その場で音の出所を調べるために、しゃがんでクルマの下をのぞき込みながら聞いてみたんですけど、どこから音が出ているか分からずそのまま仕事場に行きました。
その音はエンジンが冷えてる間のアイドリング中しか聞こえてこない感じで、しかも毎回ではなくって、音が聞こえるときは度々その場所を調べようとのぞき込んでたんですけど特定できずにいました。
音の感じから察したのは、アンダーカバーが外れてたり割れてたり、そのボルトが1本抜けたのかな?という、ボロいクルマにありがちな、故障といえない程の故障。
なので、『今度ジャッキアップしてもぐって調べよう』と思ってはいたんですけど、音が聞こえるその時じゃないと気付けるはずもなく、なかなかできずにいたんです。
そんな感じで、度々のぞき込んで探しはするものの、マフラーが破れてる以外気付けないまま乗り続け、けどその音が聞こえる頻度はちょっとずつ増えていってたと思います。
で、ついにその日がやってきました。
いつも通りに朝家を出て、すぐ近くの自販機で缶コーヒーを買い、ハイエースから「カタカタカタ・・・」という音を聞いて再発進すると、メーターパネルの警告灯がたくさん点いてたんです。
すぐに、今までの異音の原因が分かりました。
『以前から心配していたオルタネーターの故障だな』と。
こういう時もあまり慌てません。
オルタネーターが故障しても『世の中は明るいし、この前調整、確認したベルトが切れてるはずはないんだからオーバーヒートの心配はないし、このまま仕事場まで直行すれば問題ないはず』です。
エアコンのスイッチをイジってみたりアイドリングの音に耳を澄ませたりしながら仕事場に向かっていると、なぜか水温計の針が真ん中よりも上がってきました。
『え、オルタネーターの故障じゃない?オルタネーターだけの異常じゃない?他に何かあったっけ?』と、この時もう頭の中はぐちゃぐちゃでした。
その時の異音は、「カタカタカタ・・・」に加えて「ゴトッゴトッ・・・」という恐ろしい音もでていて、さらに振動も出ていました。
『とにかく、クルマを停めよう』と、けど通勤時のその道は狭い裏道なんで、その場で停めるわけにもいかず、しばらく走ってわき道に逸れてやっとクルマを停めることができました。
まずはエンジンをかけたまま、右前タイヤハウスからエンジンをのぞいてみました。
良く見えませんでしたけど、なぜかエンジンオイルが漏れ出してるように見えて。
『エッ?』と思い下からのぞき込むと、けっこうな勢いでオイルが漏れ出していました。
それから慌ててエンジンを止め、助手席シートを上げて見てみると。
オイルがどこから漏れるんでしょうか。。。
オルタネーターベルトはオイルでべちゃべちゃ、けどクーラーベルトはそうでもない。。。
で、3本のベルトは全てダルンダルンに緩んでる。。。
3本ともかかってるプーリーって、クランクか、ウォーターポンプかだよね。。。
ウォーターポンプは、ガタはなさそう。。。
え、クランク?
え?
クランクプーリーが、斜めってる。。。。。
すいません、何故かその画像がなくてお見せできないんですけど、クランクプーリーがクランクシャフトから外れかけて、ベルトに引っ張り上げられるように、いやベルトにクランクプーリーがぶら下がってるような感じでした。
クランクプーリーボルトは外れてはいないものの、見るからに緩んでいて今にも脱落しそうな感じ。。。
やってしまった。。。
つか、こんなことってあるんですね。
クランクプーリーボルトが緩むだなんて。
今まででそんな話って1度しか聞いたことありませんでした。
それは「三菱の軽バンのボルトが緩んで走行不能になった」という話で、その時私は、整備した時締め忘れたんだろうと思ってました。
あ、締め忘れは私も何度も経験したことあるんであまり威張れるもんじゃないんですけど。
けどあれは締めたんですよ、ちゃんと。
ちゃんと、じゃなかったですね、インパクトレンチで締めただけだったんで、それではトルク不足だったんです。
今持ってるインパクトレンチは、古くてしかも安物。
恐らくですけどエアーが十分たまってたとしても、せいぜい120N.mくらいじゃないでしょうか。
そのインパクトレンチでボルトを緩めることができなかったんで、締め付けトルクも足りないというのは分かってました。
なので念のためにというか、ねじ止め剤を使って締めたんですけどね。
ちなみに、今回調べて知った、クランクプーリーボルトの規定トルクは37kg/m(362.6N.m)らしいです。
後悔
あぁ、なんで早く確認しなかったんだろう。
それにしても360N.mなんてどうやって締めるのよ。
つか、この前ファンベルトの調整した時、もう少し考えてれば気付けたかも。
これってファンベルトが緩んでたんじゃなくて、クランクプーリーがすでに異常だった可能性が高いですよね。
そもそも、去年の修理の時このボルトって外す必要なかったのよね。
あぁ・・・
クランクプーリーはどうなっていたか
壊れてしまってから数日間さわることができなかったんですけど、やっと確認して、取り外しました。
どうぞ見てあげてください。
割れてました。。。
シャフトとの当たり面は空回りしてたせいで摩耗して穴が広がっているようです。
セットキーっていうんですっけ?半月状のあれはありませんでした。
さてどうしよう
どうしましょう。
プーリー、ボルト、ワッシャー、クランクシールは交換するとして、クランクシャフトももちろん摩耗してると思うんですよね。
あとなくなったセットキーはどこに行ったのか?
まさか、エンジン内に入って行ったなんてことはないですよね?
どうしよう。。。
つづく。