純正チャンバーの詰まり取り。
ナオニートです。
NS-1にNRマジックのチャンバーを取り着け、感動して、ちゃんとセッティング出したいと思いつつ、まだやってません。
えと、その前にノーマルチャンバーをですね、なんとか正常な状態にできないものかと。
もしノーマルチャンバーがまともになったとしてもそれで乗るって事はないと思うんですけど、バイクを売りに出すときは、ノーマルで売った方がいいかなぁ、なんて。
という事で、ノーマルチャンバーの詰まりを取りました。
昔ながらの手法で、「チャンバーを焼く」という方法がありますけど。
魔法のフライパンを(妹が)焦がしちゃったって話魔法のフライパンが焦げた。と、ソーダストリーム。 - ナオニートの備忘録で、ぼっちさん(id:botti_bk)からの情報もあったし、やはり焼くのが一番効果的かなぁと思ったり。。。
けど、実は高校生の頃、焼いて詰まりを取ったことがあったんですけどね、その時は焼く時間が少なかったからか、熱自体がが足りなかったからか、あまり良くなりませんでした。
それに最近は燃やすこと自体、問題になることもあるし、なかなかやりにくいと思ってたんです。
それでネットで調べてみたら、市販のパイプクリーナーで落ちるって情報をつかみました(すぐに見つかったんですけど)。
ん、水酸化ナトリウムが、カーボンを溶かす?
色んな人がやってるし、これは、試す価値アリでしょう。
ただ、サンポールでやったら錆びちゃったって話もあって、ちょっと怖いけど。。。
まぁ、ダメもとでやってみましょうか。と。
どうやら水酸化ナトリウムの含有量が多い物を選んだ方がよさそうですね。
以前は4%の物もあったようですけど今では安全性の問題でそんな濃いのは売ってないようです。
ホムセンに行って品定めをして、水酸化ナトリウム2%の物が2種類見つかりました。
パイプユニッシュ 排水口・パイプクリーナー パイプユニッシュプロ 濃縮液体タイプ コンパクト 400g
速効除菌パイプクリーナー ロケット石鹸 パイプ用洗剤 【通販モノタロウ】
で、お安い方のロケット石鹸にしました。
チャンバー内をパイプクリーナーで満たしてあげないといけないんですけど、250cc用のチャンバーとかで3リッター以上入るらしく、それほどは入らないだろうと思いつつ、とりあえず450ml入りを6本購入(約2.7リッター)。
チャンバーの出入り口をふさがないといけないんですけど、なかなかいい物って見つからなくてですね、ビニール袋で塞いで早速パイプクリーナーを入れてみたら、速攻で漏れ始めました。
なので慌てて探しあてたのが、このコンパウンド用のスポンジ。
カッターが見当たらなかったんで、鎌で切って成形しました。
で、漏れないかを確認しながら慎重に入れていると、
話と違う。
慎重に入れてたのに1本目であふれてきました。
いくら慎重に入れても、中で発泡するんですよね、多分。
泡がなくなるのを待ちながら、少しずつ注ぎ足してしていきましたけど、合間合間でやってたら1日じゃ終わりませんでした。
次の朝、また注ぎ足してなんとか満タンに(結局6本全部入れ、ちょうど満タンになりました)。
たまに時間がある時、チャンバーを揺らしたり、棒で叩いたりしながら放置すること2日間。
汚れを確認したかったんで、キレイなペール缶に入れてみようと。
話が違う。
最初ゲル状だったパイプクリーナーの液体は水っぽくなっていて、栓を抜いたとたんバシャバシャと、真っ黒い液体をペール缶でなく地面にぶちまけてしまいました。
なんとかペール缶にも入れることはできましたけど。
真っ黒ですね。
液体を捨てて、底にたまったカスを見てみると。
おぉ、結構取れてるじゃないですか。
いいんじゃないですかね、期待できますね。
チャンバー内を水で、汚い汁がほとんど出なくなるまで洗いました。
中を覗いてみると、あ、キレイ、溶接跡も確認できますね。
期待しながら取り着けて、試乗してみたら、全然変わりませんでした。。。
クソッ。
もう1回やってみるかと、またパイプクリーナーを買って、チャンバー内に注入。
で、出てきた汁はこんな感じ。あまり変わらない。
結局これを4回繰り返すことになりました。
4回目の洗浄した汁。
泡立ってるって事は洗剤の成分として残ってるって事ですよね。
さすがに良くなったはずでしょ。
しばらく乾燥させた後、チャンバーを振ってみたら、こんなカスみたいのが落ちてきました。
何でしょうか、錆っぽいけど。
覗き込んでも見える範囲ではそんな錆びてるようには見えないんですけどね。
で、乗ってみたら、最初は良さそうに思ったけど、またすぐにスピードダウン。
ダメでした。
純正チャンバーって、内部構造が複雑らしく、仕切り板が入ってたり、グラスウールもたくさん使ってあるみたい。
だから完全に汚れを落とすことって不可能なのかもしれない。
純正チャンバーが約3,000円、クリーナー25本で約3,000円、このままじゃ無駄になりますね。
やっぱり、焼くしかないのかなぁ。
あまり堂々とできる事じゃないですからね、こういうのって。
なんで、雨の日曜日、早朝からカッパを着て畑で焼きました。
で、焼きあがったチャンバーは。
こんな感じ。サイレンサーのステンは変色しちゃってます。
たわしで軽く洗ってみました。
木片でチャンバーを叩いて、カスを出してみたらやっぱりあの錆のような茶色いカスが出ました。
グラスウールのカスなのかな?
走ってみたら、おお、ちゃんと走る。
楽しい。
15分ほどを2回、テールエンドは拭き上げてから走ったんですけど、こんな感じで茶色くなります。
けど、いい感じで走れるようになりました。
NRマジックより下から使えるし、うるさくもないし、そこそこ楽しい。
純正チャンバーってよく分かんないけど、きっと内部に相当細い所があるんでしょうね、そして仕切り板があるから余計に汚れが落ちにくいんでしょう。
車種にもよるんだろうけど、買うなら中古じゃなくて新品にした方がよさそう。
もう少し走ってみたら、また磨いてキレイにして塗装します。
つづく。