道具は使う人次第
クルマなんて所詮『道具』ですからね。
見てくれなんてどうでもいい。
んですけど。
確かにクルマなんて人と荷物を載せて走れれば何だって同じですもん。
運ぶ人数や荷物の量、大きさなどによって形や大きさは必要に応じて変わってはきますけど。
そりゃポルシェとかフェラーリだったならその辺のクルマよりも早く目的地に辿り着く事が可能なんでしょうけど、そもそも日本の公道を走るには道交法という制限があるわけで、基本それを守らなければいけないわけで、どんなに高級なスーパーカーであっても逆にどんなポンコツであっても(車検に通る最低限の性能を維持してるポンコツグルマなら)、結局移動時間はそんなに変わらないんですよね。
クルマなんて、動けばいいじゃん。
「バンパーってぶつけても大丈夫なように付いてんだもん、駐車場が満車だったら他のクルマをバンパーで押し退けてスペース確保すればよくね?」
「急カーブに差し掛かって、スピード落とすのが当たり前ではあるけれど、道脇にはガードレールがあるしそのまま突っ込んでもよくね?」
まぁ、確かに致命傷にさえならなきゃそのまま乗り続けることも不可能じゃないとは思うんですけど。
つかさすがにわざとこんな事やる人は日本にはいないと思いますけどね。
クルマなんてただの道具、動けばいい。
どんなにドロドロに汚れてても、どんなにボコボコな車体でも、走れればいい。
壊れないために、最低限メンテナンスしていれば、確かに乗れるとは思うんです。
現代のクルマはあらゆる箇所のメンテナンスフリー化が進み、事実、いろいろと手間も軽減してますし。
そんな、メンテナンスフリーな現代のクルマたち。
けど、大事に乗って欲しいんですよね。
「道具は大事に使えば長持ちする。」これは間違いないと思うから。
『ちゃんと手入れしてあるバイクはキレイ』
ちゃんと手入れしてあるバイクはキレイだと、バイク乗りのなかではよく言われます(多分)。
メンテナンスする前に、まずそこを掃除するじゃないですか。
掃除もせずに汚れたままメンテしようとしても、その汚れのせいで余計な手間がかかったりします。
せめてメンテするその箇所だけでもキレイにして作業をする。
そしたらあちこちメンテしてるうちに全部キレイになります。
逆に、マメに掃除をしていれば、傷やパーツの消耗など、悪くなってる箇所に気付くこともありますし。
これって、クルマにも当てはまると思います。
私のハイエースはあちこち傷だらけのボコボコでボロボロですけど、それでも最低限、汚れたら洗車はやってます。
クルマを洗って拭き上げる時、ボディの傷やタイヤの空気圧など、外見上だけだけど気付けることがあるんだし。
『キズはキズを呼ぶ』
この前ハイエースで、屋根の低い場所に入れようとバックしてたら、そこの屋根が思った以上に低くてハイエースの羽をぶつけちゃいました。
ボロボロがもっとボロくなりました。
羽がバリバリに割れました。
大事に乗ってるつもりだったんですけどね、まぁそもそも買ったときから外装はボロだったんですけど。
あぁ。。。
随分前に誰かから「キズはキズを呼ぶ」と聞いたことがあります。
クルマをキズつけたらすぐに修理しないとまた新たなキズがつくって事ですね、結構これってホントだと思ってます。
けど私、外装ボロボロのハイエースを買って5年ほど、これまではどこにも新しいキズを入れてなかったんですよ。
あぁ。。
さすがにもう修理は出来ないなぁ、今年こそは買い替えたいからハイエースにかかる出費は最小限に抑えたいし。
短いけどココが本題
てことで、ある人にもっとクルマを大事にして欲しいと思ってて。
今、M太クンがハイゼットカーゴに乗ってるんですけど、いつも汚れてて、あちこちぶつけてくるもんだから。
やっぱ、愛がないと大事にもしませんよね。
けどどこから見ても営業車なハイゼットカーゴを、いくら「愛しなさい」と言ってもM太クンには難しそうです。
なので現在『修理のついでにこの際見違えるほどカッコよく仕上げて、これから愛してもらおう』という作戦遂行中です。
ハイゼットカーゴを好きになってくれれば、いつまでも乗りたいと思い、掃除する、メンテする、ぶつけない、愛してくれる、はず。
でしょ?
M太クン、掃除にしてもメンテにしてもまだまだ知らないことだらけだと思うけど、ハイゼットカーゴでこれから覚えていってくれたらいいと思います。
クルマは道具。
道具は使う人次第です。
使う人次第でその道具の持ち味や寿命まで変わってくると思います。
だから道具は大事にしなきゃいけないんですよね。
さ、次こそはカッコよくなったハイゼットカーゴを紹介できるでしょう。
つか、これ書いてる時点で、フロントをどうするか未だに悩んでたりしてます。
つづく。